町会関係者や祭りの雰囲気を楽しむためのスタイル
見学睦・正装スタイルは、日常とかけ離れた祭り装束を身にまとい、町会関係者や祭りの雰囲気を楽しむためのスタイルです。粋な装束を着ているだけで、日常では感じ得ない特別な気分になれるでしょう。ただし、お神輿を担ぐには装束に決まりがありますので、そのままお神輿に入るのは禁物です。
かぶり物
かぶり物として、手拭い鉢巻はしてもしなくても、どちらでも大丈夫です。
半纏
半纏は、お神輿を担がないことを前提に自前半纏でも構いませんが、お神輿を担ぐ際は町会半纏もしくは、神輿同好会半纏*の着用が必要です。
※各神輿同好会は、事前に本社神輿や町会神輿を担ぐために会合などで半纏合わせ行い町会の許可の下、同好会の半纏を着用しお神輿を担いでいます。
腹掛
腹掛は、夏祭りの時期は特に暑いので、着用してもしなくてもどちらでも構いません。ただ、正装ですので半纏を脱いだ際に腹掛を着用していた方が、粋ですよね。また、腹掛を着用する場合は首元から鯉口シャツが見えるとだらしなく見えますので、首元が少しきついくらいの腹掛を選ぶといいでしょう。丸直商店ではお誂えの腹掛をお勧めいたします。
股引
股引は、ダボついた股引は粋ではありません。足のサイズに合った股引を選んでください。既製品で細かなサイズを販売しているのは江戸一の股引ですが、丸直商店ではお誂えの股引をお勧めしております。ダボついた股引は、野暮ったく見えてしまいますので、お勧めしません。ちなみに、丸直商店ではダボのズボンは販売しておりません。
帯
帯は正絹平ぐけ帯もしくは、三尺巻き帯をお勧めします。正絹平ぐけ帯、三尺巻き帯の締め方は、別のページでご説明しています。⑥ 足袋は、わらじ掛け足袋をお勧めいたします。お祭りでは、地下足袋を履かれる方が多いのですが、粋にお祭りを楽しみたいのであれば、わらじ掛け足袋とわらじを履くことをお勧めいたします。
わらじ
わらじは、藁製のものとビニール製のものがございます。本来藁製のわらじと言いたいところですが、店主のこだわりとして、わらじ掛け足袋を着用する際は、ビニール製をお選びください。ビニール製は、3回くらいの使用は保ちますが、藁製は1回で切れてしまったりしますので、何回も使い回しができません。また、見た目も藁製より綺麗なため、粋に足元を飾ります。
その他
その他のアイテムとして、バンブーの手提げ袋をお勧めいたします。多く見かけるのは、腹掛の前ポケット(どんぶり)や半纏の内側に色々詰め込み、お腹が出ている方を見かけますが、粋ではないですね。スーツのポケットに色々入れて膨らんでいるのと同じですね。なるべく、手荷物はバンブーや合財袋、肩掛けポーチなどの袋に入れましょう。また、小粋に何も持たず、煙草入れを帯に引っ掛け、扇子だけ持つのが江戸の粋です。